Daphile(https://www.daphile.com/) にまつわる設定方法や使いこなし方法などを集めた、日本人向けの非公式Wikiです。

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概要


1台+コントロールポイント(ブラウザやアプリ)があれば単体動作するDaphileだが、
サーバー機能とレンダラー(Daphileの場合プレイヤー)機能を分け、複数台に役割を分散させることで
さらなる音質の向上が期待できる・・・らしい。

2台構成の例

前提


・プレイリスト、LMSプラグイン、各種プラグインの設定情報
全てLMSサーバー側に保持されている。
そのため、既存の1台目をそのままLMS専用サーバーにし、2台目をプレイヤーにするのが楽。

・USB-DAC

プレイヤー側にUSB-DACを接続する。

・ネットワーク

同一LANネットワーク内に設置する。(2台をLANクロスケーブルで直結のような事はできない)

Daphile 2台構成の設定例


1台目:こちらはサーバー側になるが、特に設定を変える必要はない。


2台目:まずは通常通りDaphileをインストールし、稼働させる。
その後プレイヤー専用に設定をカスタマイズ(不要な機能を無効化&外部メディアサーバーを指定)する



・Media server: Externalで1台目(サーバー側)のIPを指定する(例では192.168.0.10)
・Media server: Disable mysqueezebox.com にチェックを入れる
・File server : Enableのチェックを外す

この3点を変更すると、2台目PCをプレイヤーに専念させることができる。
後は設定を保存→再起動すればOK。

また、2台目はDaphile以外でも、Squeezebox互換のプレイヤーであれば動作する可能性が高い。(未検証)

例:piCorePlayer(RaspberryPiで動作)など。

2台構成FAQ


・プレイヤーPC側の性能はどの程度必要?

再生に不要な機能は全て停止させるため、
低スペックでも問題なく動作。
(CPUを498MHzまでダウンクロック&メモリ2GBでも快適)

・Squeezerなどのソフトは引き続き使える?

1台目に接続する形で正常に動作。

・BubbleUPnPを通してプッシュ配信はできる?

問題なし。2台目のプレイヤーに接続されているUSB-DACを1台目のサーバー側が認識→転送してくれる。

・Spotify Connectは使える?

1台目で再度設定すれば問題なく利用可能。

・RAMディスク再生モードは使える?

1台構成と同じ感覚で使える。1台目にキャッシュが生成される形で動作。

実際の組み合わせ事例


・プレイヤー側PC : LIVA(旧モデル 白筐体) https://www.amazon.co.jp/dp/B00PU5LC70/
・サーバー側PC : LIVA Z(現行モデル) https://www.amazon.co.jp/dp/B01N5MHCN9/

の組み合わせで安定して動作。
プレイヤー側PCはCPUクロックを最低の498MHzまで落としたが、DSD5.6MHzの再生、WebUI動作ともに問題なし。
(DSD→PCM変換や強制アップサンプリングをする場合スペック不足かも)

その他組み合わせの例


DaphileはSqueezebox(Logitech Media Server)をベースに作られているため、piCorePlayer等 Squeezebox互換のOSで
あれば組み合わせることが可能。

プレイヤー:piCorePlayer 6.1.0 ( with Raspberry Pi4 4GB)
LMSサーバー: Daphile

で概ね問題なく動作することを確認。(TuneInラジオなど一部再生できず。Youtube、Spotify、radikoなどは問題なし)

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